もし・・生まれ変わったら絶対にやると決めてること
こしなかです。
Soracle所属の皆さんのコラムラッシュがすごいですね。
活発なのはとても良いと思います。
ということで、私も負けじと。
私、色々な業界の仕事に携わってるので
SNS周りはチェックする機会が多いのですが
最近特にこんな広告多くないですか?
いつでも誰でも簡単におうちで占い師!
みたいな講座。
そういう広告をよく目にします。
結論、そんなに簡単じゃないよね。
でも、
もう、「占いってそういうものじゃないよ」
などと真面目に意見する事自体が、
古く凝り固まった思考になってしまってるのだろうか。
令和に置いていかれてる昭和脳なのかな。
カルチャーは日々進化していく。
その進化の形だって様々なのはわかるんやけども。
と、私だって真面目に受け入れようとは思ってるけど、
特に講座なんかは、
占い師を目指す人に対してのサービスになっていってる気がします。
金を掘り起こせる場所に、
スコップ屋さんができたらみんな買うよね。
その店は大大大大繁盛。一人勝ちです。
でも、その店のオーナーは、スコップの使用感よりも
どれだけ買ってもらえるかしか考えずに、
スコップのカラーバリエーションとか、
女性でも扱えるように軽量化とか、
そういう部分に注力し、
掘り起こすという道具本来のミッションが置き去りに。
簡単デビュー系の講座って、こんな感じに見えちゃいます。
(その辺が整備された素敵な講座もあると思うけどね)
簡単に占い師にはなれるかもしれないけど、
なったからって、
簡単にお客様の相談を聞けるようになるかは別問題。
正直いうと、簡単に占い師なんて重い職業は背負えないはずです。
人の話を聞くのが好き!って人はいるけど
占い師として悩みを聞くことと、
友人の話を聞くことはやっぱり違う。
もしもう一度、生まれ変わることができるならば
私は占い関係の仕事には絶対に就きません。
高層ビルの窓拭きの
お兄さんなりたい。
そんな話はどうでもよくて。
「私は占いが好き」だから占い師になる。
それは素敵なこと。
好きを仕事にすることは難しいけど充実感があります。
占い師って得だなと思う理由の一つとして、
どちらかといえば
「すごく能力ある人」に思われるところから
スタートできることかもしれません。
お客様の立場から見た時に、
占い師をひと目見ても、どれだけのスキルを持ってるかまではわからないですよね?
「先生」なんだから、やっぱり能力を持ってるものとされます。
結局スキルの有無を見られるわけですよ。
スキルってなんだと思いますか?
占い知識でも、どれだけ占いが好きかでもなく
占いという手段を用いて行う
総合コミュニケーション力です。
究極レベルで、人柄がめっちゃでます。
どんなブランディングをしててもそう。
占術数も衣装も名前もプロフィールも
究極な話、全然関係ないのです。
特に、対面鑑定、電話鑑定といった
その場で行う占いは注意だよね。
(チャットは少し競技が違います)
この、総合コミュニケーション力を簡単に身につけられる方法は
残念ながらありません。
「占い師にさせるまで」を商売にしてる人は、
売れてる先生の言い回しをすることが、
売れるためのセオリーである。
こう説明するかもしれません。
それはそれで、世の中的に成功する方法としては正論ではあります。
でも、お客様の状況がみんな同じではないし
同じ恋愛の相談でも、登場人物も違えば境遇も一人一人違う。
占いのルールをすっ飛ばして、ちゃんとお客様の真正面に立たないと
相談に乗ることができない内容だってあるでしょう。
成功してる人の方法は、
その人だけが成功した方法でもあります。
そのまま他人がやって、結果が出るとは限らない。
そこはマジで勘違いしない方がいいよ。
今から占い師やカンセラーを目指したいという人が
ググってこの私の記事が出てきたとして、
テンションを下げるようなネガティブなことを発信してるぞコイツ!
と思うかもしれない。
でもね、私だって育成側の業務もあるわけで
今まで色々な人を見てきたのね。
「相手の話を聞く」
「話を理解し問題点を整理する」という、
めっちゃ基本的なスキルが足りてなくて伸び悩む人がすごく多い。
カードの意味を覚えてなかったとか、
対宮に何の星があるから⚫︎⚫︎だという本来の解釈を間違えた、とか
そういう占術知識が不足してるから
伸び悩むわけではない、ということ。
総合コミュニケーション力
この中で、占いが占める割合は半分以下かもしれません。
占いは話を聞く手段です。
結局、何度も何度も練習するしかない。
フィードバックもらって、修正していく。
中には、修正が難しい部分もあるでしょう。
なら、そこがウイークポイントに見えないように工夫する。
そういう知識だってプロとしての姿勢、覚悟だと思います。
一にも二にも、努力や訓練は必要です。
でもどうしても埋まらないものだってある。
では、いったい、それは何で埋めるのか。
私はここの部分の研究家かもしれない。
ほなの
こしなか左京
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